警戒水準(フェーズ)「6」
今回の新型インフルエンザ「豚インフルエンザ(H1N1)」の感染状況は、世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)によれば、
2009年6月11日現在、警戒水準(フェーズ)「6」

警戒水準(フェーズ)「6」とは、世界的な大流行(パンデミック)を示す警戒の最高水準(フェーズ)となります。
WHOマーガレット・チャン事務局長は「世界は今、2009年のインフルエンザ大流行の始まりにある」と述べ、WHOでは、新型インフルエンザの感染は、今後も拡大を続け、2009年秋には再び北半球で広がるだろうと分析しています。
WHOは「これまで北半球に広がっていたウイルスが、南半球にも広く拡大していることや、複数の国で地域社会での感染に移行している」ことなどから、警戒レベルをフェーズ6(パンデミック)に引き上げることに決めたと発表しています。
新型インフルエンザでは、これまでに世界74カ国でおよそ3万人が感染し、そのうち144人が死亡していますが、現段階で、ウイルスはまだ弱毒性で、旅行の制限や国境の封鎖を求めるものではないとしています。
しかし、感染の拡大は今後も進み、ウイルスが強毒性に変異する可能性があるとして、WHOでは、経過をしっかり注視していくことが重要だと呼びかけています。
ちなみに、世界保健機関(WHO)は、20世紀おこった3回のパンデミックの最後が発生した1968年以来のどの時よりも現在世界はインフルエンザパンデミックに近づいていると考えており、WHOは、世界にパンデミックの脅威の深刻さおよびより高度の事前計画活動を実施する必要について知らせるための制度として、パンデミック警報の6つのフェーズを用いるとして、警戒水準を以下のように定義しています。
警戒水準(フェーズ)「1」:
人感染のリスクが低い
警戒水準(フェーズ)「2」:
人による感染のリスクがより高い
警戒水準(フェーズ)「3」:
人から人へ感染はないか、または極めて限定されている
警戒水準(フェーズ)「4」:
人から人へ感染が増加していることの証拠がある
警戒水準(フェーズ)「5」:
かなりの数の人から人へ感染があることの証拠がある
警戒水準(フェーズ)「6」:
効率よく持続した人から人への感染が確立


