近大付属和歌山中高の489人が集団感染
近畿大学付属和歌山中学・高校(和歌山市善明寺、中学511人、高校1193人)で、中学15クラスの202人、高校30クラスの287人の計489人が新型インフルエンザ感染の疑いがあることが2009年9月15日、和歌山市保健所が県に行った報告でわかった。
同校は16日から18日までの休校を決め、全生徒に対し、休校中の外出の自粛を求めた。厚生労働省によると、「同じ学校から1日に約500人もの感染疑いの生徒が報告されるのは初めてでないか」としている。
同校によると、校内で初めて新型インフルエンザの感染が疑われる生徒が出たのは先月26日。直後からうがいと手洗いの徹底をうながし、消毒液の設置などの対策をとった。
しかし、今月10日時点で、十数人に感染の疑いのある生徒が出たほか、今週になって高熱などの症状を訴える生徒が急増。欠席者が増えたため、学校側で個々に聞き取り調査を行い、15日になって計489人に新型インフルエンザの疑いがあるとし、保健所を通じて県に報告した。このなかに簡易検査で陽性反応が出た生徒も含まれている。
県総務学事課はこの日、同校に対して聞き取り調査を実施した。学校側は「今月12日に文化祭、13日には体育祭を行い、外部との接触が増えたために感染が爆発的に広がったのではないか」などと説明。ただ、県総務学事課などは「10日時点で、学校も複数の生徒に感染の疑いがあると知っており、その可能性は想定できたはず。学校側に対応に甘さがあったかもしれない」と指摘している。


