新型インフルエンザ(A/H1N1)の臨床症状等
日本における流行状況:2009年7月22日までの累積報告数 5,022人
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都道府県別インフルエンザ定点当たり報告数・累積報告数
2009年33週(08月10日~08月16日)
例年、定点あたり1を超えると「インフルエンザ流行入り」として注意喚起を行っており、今般の新型インフルエンザについても本格的な流行に入ったと考えられる。
沖縄県 報告数: 1,717 定点当たり: 29.60
奈良県 報告数: 163 定点当たり: 2.96
滋賀県 報告数: 129 定点当たり: 2.48
福島県 報告数: 196 定点当たり: 2.45
東京都 報告数: 545 定点当たり: 2.14
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山口県 報告数: 36 定点当たり: 0.51
宮城県 報告数: 39 定点当たり: 0.41
岡山県 報告数: 34 定点当たり: 0.40
北海道 報告数: 74 定点当たり: 0.32
富山県 報告数: 10 定点当たり: 0.21
90歳以上が抗体保有か
2009年7月13日 時事通信
東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームは、90歳以上の高齢者は新型インフルエンザに対する抗体を持っている可能性が高いが、それより若い世代はほとんど持っていないことを明らかにした。論文は13日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。
河岡教授らは、マウスやカニクイザルなどのモデル動物を使い、新型インフルエンザウイルスの増殖性や病原性を調査。通常のインフルエンザに比べて肺での増殖効率が高く、重篤な症状を引き起こしやすいことが分かった。
さらに、新型ウイルスが登場する以前の1999年に採取された血清を使い、新型ウイルスへの抗体を調べたところ、スペイン風邪が流行した1918年以前に生まれた世代のみ、抗体を保有していた。
また、研究チームは、抗インフルエンザ薬タミフルや、現在開発中の抗ウイルス薬が新型ウイルスに効くかどうかも試し、いずれもウイルスの増殖を抑制できることも明らかにした。
一方、国立感染症研究所の小田切孝人インフルエンザウイルス研究センター第1室長は13日、70~100歳代の高齢者30人の血液を調べたところ、4割に当たる12人が、新型インフルエンザに対する抗体を持っていたと発表した。過去に今回と似たウイルスに感染した可能性があるという。
20~30歳代の30人では、抗体があったのは1人だけだった。また、季節性インフルエンザのワクチンの接種後も抗体反応は強まらないと分かった。季節性ワクチンは、新型には効果がないとみられる。
2009年7月13日 毎日新聞
「18年以前誕生」免疫...高齢者に抗体確認
新型インフルエンザに対する免疫を1918年以前に生まれた人は持っている可能性があることを、東京大医科学研究所などが明らかにした。また、新型ウイルスは季節性と違い、肺で増殖するなど強い毒性を持つことが動物実験で示された。医科研の河岡義裕教授(ウイルス学)は「秋冬の流行時には広い世代で早期治療を心がける必要がある」と注意を促している。13日の英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。
河岡教授らは、献血などのため新潟大などに保管されていた日本人約250人の血液を調べた。新型ウイルスに対する抗体を持っていたのは、多くがスペイン風邪が発生した1918年より前に生まれた人だった。
新型インフルエンザに関して、米疾病対策センター(CDC)などの調査から60歳以上に免疫がある可能性が指摘されている。だが、河岡教授は「18年のウイルスは人で流行するうちに大きく変異した。一方、新型ウイルスはほとんど変異しないまま豚で流行していたため、20年代以降に生まれた人に免疫はないとみられる」と指摘している。
さらに、イタチの仲間で実験したところ、新型ウイルスに感染させた3匹は気道内で広く増殖して肺に侵入し増殖するのに対し、季節性に感染させた3匹は鼻などの上気道にとどまった。
米国などでも健康な人がウイルス性肺炎を起こして重症化する例がある。河岡教授は「新型ウイルスには季節性にはない毒性があることを示す結果で、今後さらに毒性を増す恐れもある。60~80代の高齢者も免疫がないとみられ、十分な警戒が必要だ」と話している。【関東晋慈】
◇国立感染研でも高齢者の4割で
一方、国立感染症研究所も新型インフルエンザの発生前に福岡県の医療機関に保存されていた72~101歳(平均83・4歳)の30人分の血清について、免疫反応を調べた。その結果、4割の人の血清に新型ウイルスに反応する抗体があることを確認した。抗体がある人は80歳代に多かったが、調査対象の全般に保有者はいたという。調査した小田切孝人・インフルエンザウイルス研究センター第1室長は「国内でもかなり高齢の人は新型インフルエンザに似たウイルスの感染で、免疫を持っている可能性がある。今後は対象者を広げ、一般化できるか調べたい」と話している。【江口一】


