2009年10月29日現在、インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)
| 都道府県 | 施設数 | 休校数 | 学年閉鎖 学校数 |
学級閉鎖 学校数 |
在籍者数 | 患 者 数 |
| 累計 | 累計 | 累計 | 累計 | 累計 | 累計 | |
| 北海道 | 2,855 | 681 | 1,079 | 1 095 | 292,859 | 78,797 |
| 青森県 | 444 | 110 | 145 | 189 | 44,420 | 8,639 |
| 岩手県 | 628 | 92 | 293 | 243 | 48,276 | 9,511 |
| 宮城県 | 566 | 56 | 231 | 279 | 40,583 | 9,330 |
| 秋田県 | 422 | 49 | 170 | 203 | 30,517 | 6,216 |
| 山形県 | 438 | 102 | 173 | 163 | 37,840 | 10,273 |
| 福島県 | 627 | 57 | 191 | 379 | 84,804 | 10,366 |
| 茨城県 | 3,336 | 140 | 753 | 2 443 | 221,014 | 27,274 |
| 栃木県 | 613 | 25 | 196 | 392 | 39,891 | 11,402 |
| 群馬県 | 811 | 27 | 218 | 566 | 55,383 | 12,485 |
| 埼玉県 | 3,174 | 73 | 531 | 2 570 | 239,453 | 64,874 |
| 千葉県 | 2,959 | 198 | 648 | 2 113 | 269,092 | 37,051 |
| 東京都 | 6,371 | 237 | 1,355 | 4 779 | 550,271 | 148,355 |
| 神奈川県 | 3,432 | 60 | 432 | 2 940 | 170,155 | 47,968 |
| 新潟県 | 745 | 51 | 291 | 403 | 54,717 | 19,475 |
| 富山県 | 251 | 22 | 110 | 119 | 20,338 | 5,643 |
| 石川県 | 160 | 10 | 71 | 79 | 10,966 | 3,820 |
| 福井県 | 225 | 40 | 91 | 94 | 20,482 | 3,452 |
| 山梨県 | 227 | 25 | 72 | 130 | 15,090 | 4,059 |
| 長野県 | 468 | 45 | 105 | 318 | 30,764 | 4,772 |
| 岐阜県 | 1,097 | 87 | 258 | 752 | 87,567 | 13,871 |
| 静岡県 | 672 | 20 | 140 | 512 | 35,420 | 8,387 |
| 愛知県 | 2,404 | 108 | 437 | 1 859 | 179,884 | 39,423 |
| 三重県 | 1,023 | 44 | 437 | 542 | 73,151 | 8,121 |
| 滋賀県 | 1 736 | 21 | 357 | 1 358 | 66,949 | 20,393 |
| 京都府 | 787 | 40 | 214 | 533 | 48,353 | 17,430 |
| 大阪府 | 4,117 | 114 | 682 | 3 321 | 333,868 | 88,037 |
| 兵康県 | 4,001 | 1,435 | 665 | 1 901 | 565,917 | 37,789 |
| 奈良県 | 1,120 | 98 | 220 | 802 | 96,623 | 16,142 |
| 和歌山県 | 696 | 42 | 271 | 383 | 36,510 | 10,764 |
| 鳥取県 | 229 | 14 | 85 | 130 | 14,191 | 2,915 |
| 島根県 | 335 | 35 | 163 | 137 | 21,997 | 7,573 |
| 岡山県 | 573 | 35 | 188 | 350 | 29,636 | 10,567 |
| 広島県 | 378 | 44 | 119 | 215 | 145,814 | 17,174 |
| 山ロ県 | 348 | 45 | 78 | 225 | 19,300 | 5,112 |
| 徳島県 | 144 | 11 | 73 | 60 | 7,527 | 1,651 |
| 香川県 | 341 | 7 | 130 | 204 | 20,605 | 3,535 |
| 愛媛県 | 192 | 23 | 65 | 104 | 33,138 | 5,395 |
| 高知県 | 266 | 65 | 87 | 114 | 19,971 | 3,851 |
| 福岡県 | 1,084 | 62 | 302 | 720 | 96,827 | 26,462 |
| 佐賀県 | 271 | 16 | 72 | 183 | 19,220 | 4,259 |
| 長崎県 | 503 | 50 | 135 | 318 | 22,799 | 6,310 |
| 熊本県 | 806 | 51 | 208 | 547 | 46,795 | 7,104 |
| 大分県 | 471 | 23 | 134 | 314 | 24,237 | 4,423 |
| 宮崎県 | 276 | 32 | 75 | 169 | 25,014 | 2,884 |
| 鹿児島県 | 233 | 22 | 93 | 118 | 9,958 | 2,731 |
| 沖縄県 | 492 | 252 | 44 | 196 | 32 961 | 2 107 |
| 計 | 65,610 | 6,010 | 15,115 | 44,485 | 5,579,489 | 1,132,823 |
| 昨年同期 | 6,820 | 377 | 2,015 | 4,428 | 342,405 | 142,879 |
| 都道府県 | 施設数 | 休校数 | 学年閉鎖 学校数 |
学級閉鎖 学校数 |
在籍者数 | 患 者 数 |
| 累計 | 累計 | 累計 | 累計 | 累計 | 累計 |
集団感染の発生件数と入院患者数
厚生労働省が1週間おきに「集団感染の発生件数等」と「新型インフルエンザによる入院患者数」を公表しています。以下のアドレスで確認できます。
■日本におけるインフルエンザA(H1N1)のクラスターサーベイランス(集団感染の発生件数等)
新型インフルエンザによる入院患者まとめ
| 区分 | 人数 | |
| 入院した患者数 | 2755人 | |
| 年齢 | 1歳未満 | 58人 |
| 1~5歳未満 | 415人 | |
| 5~9歳 | 1129人 | |
| 10~14歳 | 584人 | |
| 15~19歳 | 145人 | |
| 20~39歳 | 136人 | |
| 40~59歳 | 121人 | |
| 60~79歳 | 116人 | |
| 80歳以上 | 51人 | |
| 性別 | 男性 | 1753人 |
| 女性 | 1002人 | |
| 基礎疾患を有する者等(一部重複有り) | 1024人 | |
| 妊婦 | 10人 | |
| 慢性呼吸器疾患 | 682人 | |
| 慢性心疾患 | 50人 | |
| 糖尿病 | 67人 | |
| 慢性腎疾患 | 42人 | |
| 疾患や治療に伴う免疫抑制状態 | 30人 | |
| その他の基礎疾患 (一部重複あり) | 276人 | |
| 急性脳症・人工呼吸器利用(一部重複有り) | 198人 | |
| 急性脳症(インフルエンザ脳症、ライ症候群等) | 92人 | |
| 人工呼吸器の利用 | 126人 | |
| 患者の状態 | 集中治療室に入院中(人工呼吸器の利用あり) | 28人 |
| 同上(人工呼吸器の利用なし) | 26人 | |
| 集中治療室以外に入院中(人工呼吸器の利用あり) | 11人 | |
| 同上(人工呼吸器の利用なし) | 573人 | |
| 退院(転院を含む) | 2041人 | |
| 死亡 | 26人 | |
| 不明 | 50人 | |
ワクチン接種で4人に副作用
厚生労働省は2009年10月23日、新型インフルエンザ用ワクチンを接種した医療従事者約2万人のうち、4人に一時的な意識レベルの低下や嘔吐といった入院などが必要となる重い副作用が報告されたと発表しました。
ワクチンとの明確な因果関係は現時点で分からないが、同省は「季節性のワクチンと同様の症状で、いずれも回復した」としている。
同省は基礎疾患(持病)を抱える人たちへの接種開始に備え、19日から優先接種を始めた医療従事者の一部で副作用の有無を調査。医師や看護師計2万2112人を対象に、22日までの4日間の副作用報告をまとめた。
その結果、20代女性4人に意識レベルの低下や嘔吐、筋肉痛などが確認され、うち3人が入院した。発熱などの軽い副作用の報告は3人。
このほか、118万人分の初回出荷で順次接種を受けている医療従事者25人からも副作用報告が寄せられたという。
今回副作用が判明した計32人のうち、半数にアレルギーの持病があった。同省は持病のある人が接種を受けた場合、病院内で30分以上待機し、様子を見る必要があるとしている。
季節性インフルエンザワクチンは昨年度、4740万人が接種を受けたと推定され、121人から比較的重い副作用の報告があった。単純計算すれば新型ワクチンの方が副作用の確率が高いことになるが、同省は「今回は特に丹念に調べていることもあり、比較はできない」としている。
今回の新型インフルエンザワクチン接種の目的は何ですか?
今回の新型インフルエンザウイルスは、感染力は強いのですが、多くの感染者はかかっても軽症のまま回復しています。また、タミフル等の治療薬も有効です。
ただし、国民の大多数に免疫がなく、感染が拡大する可能性があることや、糖尿病やぜん息などの基礎疾患がある方や妊婦の方などが重症化する可能性があることが懸念されています。
今回の新型インフルエンザワクチンの接種は、死亡者や重症者の発生をできる限り減らすことと、こうした患者が集中発生して医療機関が混乱することを防ぐことを目的としています。
新型インフルエンザに感染した人でも、新型インフルエンザワクチンの接種が必要ですか?
一般的に、新型インフルエンザに感染して発症した方は、免疫を持っていると考えられるため、予防接種をする必要はないと考えられます。
ただし、確実に新型インフルエンザに感染したと言えるのは、PCR検査やウイルス分離等で新型インフルエンザウイルスあるいはその遺伝子が検出された方のみですので、PCR検査等によりウイルスの検出が行われず既に新型インフルエンザに罹患したかどうか不明な場合、希望すれば接種することは可能です。
新型インフルエンザワクチンQ&A
注意事項:以下、特に断りがない限り、当面使用される国産インフルエンザワクチンを前提としたQ&Aです。Q&Aはいずれも厚生労働省の資料に拠っています。
◆今回の新型インフルエンザワクチン接種の目的は何ですか?
今回の新型インフルエンザウイルスは、感染力は強いのですが、多くの感染者はかかっても軽症のまま回復しています。また、タミフル等の治療薬も有効です。
ただし、国民の大多数に免疫がなく、感染が拡大する可能性があることや、糖尿病やぜん息などの基礎疾患がある方や妊婦の方などが重症化する可能性があることが懸念されています。
今回の新型インフルエンザワクチンの接種は、死亡者や重症者の発生をできる限り減らすことと、こうした患者が集中発生して医療機関が混乱することを防ぐことを目的としています。
◆新型インフルエンザワクチンの接種は何回受ければよいのでしょうか?
2009年9月時点では2回です。ただし、現在、国内外で行われている臨床試験の結果次第では、専門家の評価を踏まえて、対象者の一部に対しては1回接種でも良いことになる場合も考えられます。
※厚労省が治験結果公表「国産ワクチンは1回で有効」
厚生労働省は2009年10月16日、新型インフルエンザの国産ワクチンについて、「1回の接種で効果的な免疫反応が期待できる」とする治験結果を公表しました。新型インフルエンザは大半の人が免疫を持たないため、これまで2回接種を前提にしていました。
治験は、北里研究所が製造したワクチンについて9月17日から健康な成人200人に対して実施。新型インフルエンザのワクチン接種回数を巡っては米厚生省も9月、成人に対する臨床試験結果から、1回の接種で十分な免疫効果を得られたと発表していました。
◆新型インフルエンザワクチンの接種を受けることが適当でない人や接種時に注意が必要な人はありますか?
【予防接種を受けることが不適当と考えられる方】
新型インフルエンザワクチンの予防接種が不適当と考えられる方は、基本的に季節性インフルエンザワクチンと同様に以下のように考えられます。
(1) 明らかな発熱を呈している方
(2) 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
(3) 接種を行う新型インフルエンザワクチンの成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな方
◆新型インフルエンザに感染した人でも、新型インフルエンザワクチンの接種が必要ですか?
一般的に、新型インフルエンザに感染して発症した方は、免疫を持っていると考えられるため、予防接種をする必要はないと考えられます。
ただし、確実に新型インフルエンザに感染したと言えるのは、PCR検査やウイルス分離等で新型インフルエンザウイルスあるいはその遺伝子が検出された方のみですので、PCR検査等によりウイルスの検出が行われず既に新型インフルエンザに罹患したかどうか不明な場合、希望すれば接種することは可能です。
◆季節性インフルエンザワクチンは新型インフルエンザにも効果がありますか?
季節性インフルエンザのワクチンは今回の新型インフルエンザウイルスに対しては有効ではないと考えられています。
◆ワクチンの効果はどのくらい持続しますか?
これまでの季節性インフルエンザワクチンでは、2回接種した成績によりますと、2回目の接種1~2週後に抗体が上昇し始め、1カ月後までにはピークに達し、3~4カ月後には徐々に低下傾向を示します。したがって、ワクチンの予防効果が期待できるのは接種後2週から5カ月程度と考えられており、新型インフルエンザワクチンでも同程度と考えられます。
「インフルエンザかな?」と思ったら
◆熱が出ていて咳(せき)もあります。病院を受診する必要がありますか?
必ず受診しなければならないわけではありません。
症状が比較的軽く、自宅にある常備薬などで療養できる方は、診療所や病院に行く必要はありません。ただし、持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方は、なるべく早めに医師に相談しましょう。
また、もともと健康な方でも、次のような症状を認めるときは、すぐに医療機関を受診してください。
小児
○ 呼吸が速い、息苦しそうにしている
○ 顔色が悪い(土気色、青白いなど)
○ 嘔吐や下痢がつづいている
○ 落着きがない、遊ばない、反応が鈍い
○ 症状が長引いていて悪化してきた
大人○ 呼吸困難または息切れがある
○ 胸の痛みがつづいている
○ 嘔吐や下痢がつづいている
○ 3日以上、発熱が続いている
○ 症状が長引いていて悪化してきた
◆病院に行くことにしました。どこの病院を受診すればよいのでしょうか?
受診する医療機関の発熱患者対応の診療時間や入り口などが分かっていますか?
もし、分からない場合には、まず電話をしてから受診方法について相談しましょう。発熱患者の診療をしている医療機関がどこにあるか分からない方は保健所などに設置されている発熱相談センターに電話をして、どの医療機関に行けばよいか相談しましょう。
発熱患者の診療をしている近隣の医療機関が分かっている方は、発熱患者の診療をしている医療機関に電話をして、受診時間などを聞きましょう。事前に電話をしないまま、直接行かないように気をつけましょう。
◆自宅で療養しています。家族が同居しているのですが、どのような注意が必要ですか?
同居している家族への感染を確実に予防することは困難です。ただし、なるべく感染しないように、以下のことを心がけてください。
患者であるあなたは・・・
○ 咳エチケットを守りましょう
○ 手をこまめに洗いましょう
○ 処方されたお薬は指示通りに最後まで飲みましょう
○ 水分補給と十分な睡眠を心がけましょう
患者の同居者は・・・
○ 患者の看護をしたあとなど、手をこまめに洗いましょう
○ 可能なら患者と別の部屋で過ごしましょう
○ マスクの感染予防効果は限定的ですが、患者と接するときには、なるべくマスクを着用しましょう
※ 患者の使用した食器類や衣類は、通常の洗濯・洗浄及び乾燥で消毒できます
◆自宅で療養しています。熱がさがったので外出してもいいですか?
熱がさがっても、インフルエンザの感染力は残っていて、あなたは他の人に感染させる可能性があります。完全に感染力がなくなる時期については、明らかでなく、個人差も大きいと言われます。少なくとも次の期間は外出しないように心がけましょう。
熱がさがってから2日目まで
ただし、現在流行している新型インフルエンザについては、発熱などの症状がなくなってからも、しばらく感染力がつづく可能性があることが、様々な調査によって明らかになっています。
ですから、あなたが新型インフルエンザに感染していると診断されている場合や、あなたの周囲で新型インフルエンザが流行している場合には、発熱などの症状がなくなっても、周囲の方を守るため、さらに次の期間、
発熱や咳(せき)、のどの痛みなどの症状がはじまった日の翌日から7日目までについてもできるだけ外出しないようにしてください。
既感染者のワクチン接種「必要性乏しい」
2009年9月25日 医療介護CBニュースより
厚生労働省は9月24日に開いた「新型インフルエンザワクチンに関する意見交換会」で、新型インフルエンザに既に感染したことが明らかな人へのワクチン接種について、「必要性は乏しい」との認識を示した。
また席上、ワクチンを2回接種する場合、優先順位が高い人から順に2回ずつ接種すべきか、それとも優先接種の対象者に1回ずつ接種してから2回目の接種をすべきかについて、意見が交わされた。
厚労省の担当者は、既感染者へのワクチン接種の必要性に関するこれまでの知見として、1950年代後半のアジア風邪流行時の状況を紹介。既感染者が第2波で再度感染した事例はあるが、「数百名中14例にすぎなかった」とした。また季節性インフルエンザでは、罹患したことが明らかな人へのワクチン接種は、同シーズンにおいては「必要性は乏しい」と考えられていると指摘。
一方、ワクチン接種の方法について、1回接種の有効性が明確でない現段階では、当面2回接種の方針で接種体制の整備を進めるとした上で、2回接種の方法として、「優先順位の高い者から2回ずつ接種する」「優先接種対象者にまず1回ずつ接種し、その後、優先順位の高い者の2回目を接種する」の2つの方法が考えられると指摘。参加者に意見を求めた。
これに対し尾身茂・自治医科大教授は、こうした「二者択一」の議論を行うことに慎重な姿勢を示し、接種方法をはっきり分けることで、現場の裁量が制限されてしまうとの懸念を訴えた。ただし、2回接種の必要度が高いことが想定される幼児への接種は優先すべきとの考えを示した。また、多屋馨子・国立感染症研究所感染症情報センター第3室長は、1回目と2回目の接種の間が空いてしまうと、2回目の接種を待っている間に感染してしまう恐れがあると指摘した。
厚労省の担当者によると、国産ワクチンの1回接種の有効性に関するデータは10月中旬に出る見通し。ただ、このデータは健康な成人のものであるため、「ハイリスクの人については、安全策を取るべきでは」と語った。


